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今回は、日常会話でよく出てくるトピック「怪我(ケガ)」に関する英語表現です。
皆さんは「怪我をした。」って英語でなんて言いますか?
シンプルですが意外と英語ですぐに出てこない表現かもしれません。
どんなに気をつけていても日常生活の中で必ず起こってしまう怪我ですが、医療・学校関係の人や、子どもがいる家庭など、子どもと関わる機会が多い人は特に使う頻度が高いと思いますので、いざという時すぐに言えるように事前に覚えておきたいですね。
この記事では、「怪我」に関する英語表現・フレーズを例文つきでまとめているので、よかったら参考にしてみてください。
「怪我(する)」を表す英単語
「怪我 (をする)」を表す主な英単語は以下3種類です。

それぞれの単語の持つ意味や
よく使われるシチュエーション,
ニュアンスの違いについて
チェックしていきましょう。
-
- hurt [名]「痛み,苦痛,傷,怪我」
- hurt [動]「傷つける(傷つく),怪我をさせる(する),害する,損害を与える」
- hurt [形]「傷ついた,怪我をした(している)」
- be hurt / get hurt
- あらゆる怪我や傷を幅広く指すことができる。(怪我全般)
- 日常生活の中で起こる軽い怪我などによく使われる。
- hurt [動] は大人も子どもも誰もが使う表現で、日常会話で一番よく使われている。
-
- injury [名]「怪我,負傷」
- injure [動]「怪我をさせる,傷つける」
- injured [形]「怪我をした(している),傷を負った」
- be injured / get injured
- あらゆる怪我や傷を幅広く指すことができる。(怪我全般)
- 事故やアクシデントなどによる負傷(者)によく使われる。
- ニュースや新聞,医療関係などで使われるような、ややフォーマルな表現。
-
- wound [名]「傷(外傷),怪我」
- wound [動]「傷つける,怪我を負わせる」
- wounded [形]「傷ついた,傷つけられた」
- be wounded
- (主に皮膚が裂けて出血している切り傷など)特定の外傷にしか使えない。
- (刃物や銃などの武器によって)他人に負傷させられた時に使われる。
- 事件や何らかの争い・戦いなどによる負傷(者)によく使われる。
hurt 意味と例文
◆ hurt [名]
- It was a hurt that would take years to heal.
「それは癒やすのに何年もかかるような痛みでした。」

◆ hurt [動]
※[過去形]も[過去分詞形]も全て hurt
- I won’t hurt you.
「あなたを傷つけたりしません。」
- I know you’re hurting.
「あなたが傷ついていることを知っています。」
◇ hurt one’s ○○
- He hurt his leg on the corner of a chair.
「彼は足を椅子の角にぶつけて怪我しました。」
- I didn’t mean to hurt your feelings.
「あなたの気持ちを傷つけるつもりはありませんでした。」
- The loud noise hurt my ears.
「大音量で耳が痛くなりました。」
◇ [自動詞] 〇〇 hurt(s) 「〜が痛む」
- Where does it hurt? 「どこが痛いですか?」
- My head hurts. 「頭が痛いです。」
◆ hurt [形]
(or [過去分詞] → 受動態・受け身)
◇ be hurt「傷ついている,怪我をしている」
- Are you hurt?
「怪我をしていますか?」→「怪我はないですか?」
- She was deeply hurt.
「彼女は深く傷ついていました。」
◇ get hurt 「傷つく,怪我をする」
- I don’t want you to get hurt.
「あなたに怪我をしてほしくありません。」
injury, injure [injured] 意味と例文
◆ injury [名]
- a serious injury 「重傷」
- a minor injury 「軽傷」
☆ a ○○ injury「〇〇[体の部位]の損傷」
- a brain injury「脳の損傷」
- a head injury「頭の損傷」
- I got an injury in my arm.
「私は腕に怪我をしました。」
- He was taken to hospital with serious injuries.
「彼は重傷で病院に運ばれました。」
◆ injure [動]
※[過去形]と[過去分詞形]は injured
- I injured my arm.
「私は腕を負傷しました。」
- He injured his knee.
「彼は膝を怪我しました。」
◆ injured [形]
(or [過去分詞] → 受動態・受け身)
- an injured arm 「怪我をした腕」
◇ be injured「怪我をしている」
- I‘m not injured.
「私は怪我をしていません。」
- She was seriously injured in a car accident.
「彼女は車の事故で重傷を負いました。」
◇ get injured「怪我をする」
- I got deeply injured.
「私は重傷を負いました。」
- He fell and got injured.
「彼は落ちて怪我をしました。」
wound [wounded] 意味と例文
◆ wound [名]
- He got a deep wound.
「彼は深い傷を負いました。」
- I got a knife wound on my arm.
「私は腕にナイフによる傷を負いました。」
- The wound is slowly healing.
「傷が少しずつ治っています。」
◆ wound [動]
※[過去形]と[過去分詞形]は wounded
- The man wounded two people with a knife.
「その男はナイフで二人を負傷させました。」
- Your attitude wounded her pride.
「あなたの態度が彼女のプライドを傷つけました。」
◆ wounded [形]
(or [過去分詞] → 受動態・受け身)
- a wounded arm「負傷した腕」
◇ be wounded
- She was wounded in the arm.
「彼女は腕を負傷しました。」
- A lot of people were seriously wounded in the explosion.
「たくさんの人がその爆発で重傷を負いました。」
おまけ
おまけに、幼い子どもが言ったり、大人が幼い子ども相手に使ったりする「(ちょっとした)怪我,軽傷」の言い方を紹介します♪
boo-boo の使い方は、2通りあります。
①子どもが怪我をしたとき [※ここではこの使い方を紹介しています。]
②子どもが何か間違いや失敗をしたとき

日本語でも子ども相手に「痛い痛いしたの?」
と表現するのと同じようなニュアンスです。
- Oh, no. Did you get a boo-boo?
(大人が)「あら、痛い痛いしたの?」
- Mommy, I got a big boo-boo.
(子どもが)「ママ、痛い痛いしたよ。」
いかがでしたか?
日常会話でよく使われているのが hurt(怪我全般),
ニュースや新聞などでよく使われているのが
injury / injure(怪我全般,特に事故やアクシデントによる傷,怪我) ,
wound(事件や何らかの争い・戦いによる傷,怪我)
というように、「怪我」という英単語それぞれの意味と使い方を理解した上で使い分けていきたいですね。
とは言っても、ニュアンスの違いが若干あるというだけで、どれも「怪我」を表すことは確かなので、どれを使っても基本的には相手に伝わると思います。ですので、あまり神経質になりすぎず、少しずつ使っていきながら感覚を掴んでいくのがベストだと思います。
「切り傷,擦り傷,火傷,あざ,まめ,たんこぶ,etc.」様々な怪我や傷の種類の英語での言い方については、こちら☟
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。